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小さな恋のストーリー

第5章 溺愛

最後の小さな一切れをシュン君が食べて、パンケーキは跡形もなくきれいに無くなった。


「はあい、ごちそうさま」


「ごちそうさま!美味しかったあ~」


紙ナプキンを取ると、私の口元を当たり前のように、拭ってくれる。


私の手はずっと膝の上のままで終わった。


店を出ると、私の手を握る。


「ゆみちゃん、手があったかい。眠いんだね」


そういえばお腹いっぱいでちょっぴり眠いかも...


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