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小さな恋のストーリー

第6章 夕暮れの都会で

視線を外に戻すと夕日はビルの谷間に落ちて行く時で、都会の明かりが数秒事に増えていく。


「綺麗だろ…街が夜の顔になる準備をしている」


「うん…綺麗…空の色がどんどん変わって、街も変わってく…」


移り変わる様を見とれている間も、純一さんはずっと私の足を撫でていた。


「日が沈んだ…」


濃紺の夜空が顔を出す。


これでもかと思うくらいの街明かりがキラキラと輝き出している。


「夜景になったな…」


「純一さん、ありがとう。凄く綺麗な景色だった。マッサージもありがとう…足が楽になったよ」







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