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小さな恋のストーリー

第6章 夕暮れの都会で

「もう夜だ…今夜は帰さなくてもいい?もっと美香に触れたいよ…」


純一さんの顔が近づいて、甘美な笑みを向けている。


私は夕日のように純一さんに落ちて行く。


「うん…一緒にいたい…」


「良かった…」


私の顎を掬い、優しくて甘い唇が私の唇を塞いだ。


「美香…好きだよ…」


純一さんの艶やかな瞳が街明かりと重なった。


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