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Face or Body

第17章 過去と今の交錯

ヒカルは
剣道5段、居合道2段である
警棒をもちヒカルの
行く手を阻止するチンピラたちに
ヒカルも腰に装着した
携帯警棒を取りだし
同時に前がはだけたシャツを脱いだ。
ヒカルの上半身は
淡いブルーのブラだけが
身を包む状態だったが
むしろその方が動きやすい。

ヒカルは
チンピラたちの集団に突入した。

ヒカルの剣の腕は確かである
相手の動きを先読みして
一撃でチンピラたちの急所に
打撃を加えて秒殺した。

『早っ!! 嬢ちゃん、棒を持てば強えなぁ』
デーブがヒカルに追い付いた。

『デーブさん!!こっち!!』

ヒカルはデーブに階下を指差すと
地階へと階段をかけ降りる!!

――その時

パン!!
パン!!
パン!!
たて続きで乾いた銃声が
地階に響いた。

『嬢ちゃん!!』
デーブが地階の奥にある
パスワードを打ち込む
セキュリティキーボードつきの扉を
指差した。

デーブはすでに拳銃を抜いている
ヒカルも
ミニスカートのなか
太ももに装着していた
ホルダーから拳銃を抜いた。


――緊張が走る………

カチャ…
扉が開きなかから
若頭筆頭の長谷場宗則が出てきた。

『動くな!!』
デーブがまず長谷場を確保した。
ヒカルは
扉が再びロックされぬように
パスワードを打ち込む扉に発砲し破壊すると
部屋のなかに突入した!!

なかには
長谷場の配下の構成員が複数いた。
ヒカルは威嚇射撃をしたあと
彼らの抵抗にたいして
警棒で急所を打撃しつつ
全員を動けない状態にした。

ヒカルのブラは
立ち回りのなかで外れて
小ぶりでツンと上向いた乳房が
あらわにあっていたが
今は気にしてはいられない

ヒカルは部屋の奥で
何発かの銃弾を浴びて
グッタリ横たわるマサに扮した男に
駆け寄って膝の上に
抱き抱えるようにして
安否を確かめた…。

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