テキストサイズ

Face or Body

第59章 生まれくる命

アッアッアッアッ…

アアン…アフッ…

ヒカルのあえぎ声が響き渡る
甲高い声の男は
腹ボテのヒカルのお腹を擦りながら

ウッ!!っと声を漏らした…

ヒカルの子宮へと続く膣内に
甲高い声の男のケダモノ精子が
たっぷりと射精された…。


『ありがとうございました』
ヒカルは蜜壺から溢れる
蜜汁と精液がまざった淫蜜すら
拭うことを許されないで
再び檻に入れられた…。

ぐりん…
ぐり…
グリグリグリ………

ヒカルの体内で
ケダモノたちの誰かから授けられた命が
胎動した…。

ヒカルは
その胎動を慈しむかのような表情で
お腹を撫でた…
剣道の鍛練でゴツゴツになった左手ではなく
右手で…。


望まない
できれば否定したい拒絶したいかたちの
ヒカルの妊娠であった。

当初ヒカルは
新しい命を拒絶し
どうせ汚されきったのろわれた身体だからと
自殺を考えたが
ケダモノたちにより阻まれた…。

しかし
中絶可能な時期を越えて
胎動が実感できるようになると…
母性なのだろう…
ヒカルはお腹の子供の命を無意識に
育もうとするようになっていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ