
泣かぬ鼠が身を焦がす
第33章 能ある鷹も身を焦がす(サイドストーリー2)
本日何度目、とももう覚えていないほどの数絶頂された三村様のそこは、もう薄い色の水っぽいものしか出ませんでした
それでも、三村様には強烈な快感だったらしく
「はぁ……、はぁ……、はぁ……」
また肩で息をされています
けれど、貴方が今することは息を整える事ではありませんよ
「汚れてしまいました」
私はそう言って足を三村様の肩くらいの高さまで持ち上げました
すると一瞬目を輝かせた三村様が私の足をうっとりと眺め、そこにペロペロと舌を這わせ始めます
足の裏や甲、指の間まできちんと舐めているのを満足気に眺めていますと、三村様が息を荒くされている事に気がつきました
また興奮してしまったのでしょうか
発情期、なのかもしれません
ですが今日はもう終わりですよ
何もして差し上げません
私はある程度綺麗になった足を引っ込め、シャワーで自分の身体に付いていた泡を流します
そしてそのまま三村様の身体も
「あ、ありがとうございます」
「いえ。それではそろそろ、湯船に浸かりましょうか」
「はい……」
不満そうな顔をされていますね
それなのに何も言わない
あぁ、本当になんて愛おしいのでしょうか
