
泣かぬ鼠が身を焦がす
第33章 能ある鷹も身を焦がす(サイドストーリー2)
仕方ない
シャワー浴びる前に抜くか
俺はスーツの前だけ緩めて、下着の穴から自分の性器を取り出した
少し触るだけで先端に蜜を滲ませるそれは、本当欲望に忠実すぎて泣けてくる
「……っふ……ふぅ……はぁ……」
流石に普段1人でスる時は声は出ないんだけど、今日だけは
「はっ……は……いて、ぇ……っく……」
痛みに声が自然と漏れた
痛みが邪魔して集中出来ない
……にしても、マジで結構強烈に投げられたよな
すごい冷たい目してたし
って……嘘だろ
何硬くなってんだよ
擦りながら伊藤さんのことを思い出していたら、何故か硬さを増す俺の息子
見下ろして、見下して
俺なんかに全く興味なさそうだった、な
「……ふ……ふ、ふぅ……ふぅ……」
あの、目
に
見られながら
シ、たら
どんな
感じ、かな……
「あ……っ、出る……!!!」
咄嗟のことに、ティッシュの用意が間に合わなくて自分の手の中に射精する
どろっとした白い液を見て、流石にげんなりした
なんで、俺をぶん投げた人間想像してイってんだよ……
いや、違うぞ俺はマゾじゃない
そうだ
あの人な喘ぎ方が厭らしかったから思い出したんだ
