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偽りの向こう側

第5章 嵐(ライン開始)

『おはよー』

7時すぎミナミからのライン。

「はえーなーおい笑」

早速返信した。

大学に行くまで少し時間は早いが準備をしようと
部屋を出た瞬間
米が炊けている香りがした。

珍しいなと思った。

義母が朝食を作っているようだ。

父親が亡くなって以来のことである。

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