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(旧)短編☆中編小説集

第9章 誘惑~からのLOVE①

・北山side

藤「北山、恐い?」



藤ヶ谷が、優しく俺の髪を撫でながら問い掛けてくる



北「で…でぇ‥じょぶ」

藤「嘘、身体が震えてる」



ニコッと微笑み、俺を見つめ。

今だけは恋人気分、ずっと夢に見てきた。

こんな日が来ることを―



北「ちょっと…だけ‥な」

藤「ふっ、素直じゃん」

北「ドキッ」



カァーッと顔が熱くなり、思わず下に俯いて。



藤「なるべく痛くないようにするから」



俺への気遣い?

それから再びプレーを開始し。



北「あっ、ビクン」



落とされた唇は徐々に下の方へと移って行き。

同時に掴み、扱かれていく自分のモノ。



北「あっあっ、あっ」

藤「気持ちいい?」

北「ああっ、藤ヶ谷」



背中は仰け反り、口で指を噛み必死で堪えるも。

恥ずかしい声がだだ漏れで



藤「これ食べてやるな」

北「あっ、あぁーん」



いっ、あっ、いぃービクン、ビクン!

そのうち尻の孔へ違和感を感じたかと思ったら。



北「くっ、あっ」



それは、こいつの指でさ。

ブンブン、ブン、首を横に振り必死で堪えるも。

どんどん本数は増えていってよ。

数分後―



北「はあっ、んっ、くっ」



ヤバい、尻の孔、めっちゃ熱い。

熱くてウズウズしているんだわ。



北「あうっ、ビクンビクン」

藤「ここ、気持ちいいだろう?クスッ」

北「はぁ、ハァハァ、はぁ…」



俺は、今どんな眼でお前を見てる?

すがるような瞳で見つめているか?

が、このとき藤ヶ谷の眼が一瞬曇ったのを俺は見逃さなかった。

おまえ俺を抱くの、辛いんじゃ…

ふと、そう見えたから。





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