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(旧)短編☆中編小説集

第9章 誘惑~からのLOVE①

・北山side

藤「北山、どうしてって顔している」

北「えっ?」



すると、突然しゃべり出す藤ヶ谷。



藤「俺さ、もう分かってるだろうけど男が好きなんだよね」

北「あ、あぁ」

藤「だけどカミングアウトなんて出来ないし」



じゃ横尾さんは?



藤「わたは気づいてるかもしれないけど」



―あっ、本当に好きだから打ち明けられないってパターン?



藤「だから、時々あの店へ行きその日限りのアバンチュールを楽しんでいたんだ」

北「‥…(そうなのか)」

藤「なのにお前が来ちゃってさ」

北「ぁ…‥」

藤「どうしてくれるの?」

北「へっ?」



いやいや、そう言われましても。



藤「ってことで、これからはお前が俺の相手をしてよね」

北「なっ!?」

藤「今更だけど、クスッ」



そういう…意味‥だったの…か。

妙に納得をし―



藤「って事で、そろそろ」

北「ビクッ」

藤「ほら、こっちへ来い」



俺に、拒む権利はないってことかよ。



北「はっ、んんっ、やだ、んな格好」

藤「どうして?北山の尻の穴めっちゃよく見える」



うつ伏せで、尻だけを持ち上げ。

ピチャピチャと舐め回している藤ヶ谷。



北「はずい、クッ」



はずい、はずい、はずいーしかし身体はますます敏感に反応し。

ズブズブッと貫かれ今度は膝の上に、こいつを背にし座らされて。



北「あっあっ、あぁーっ」



両足を持ち上げ下から突き上げて来る藤ヶ谷に。

俺のソコはとろとろに溶け卑猥な音を出しまくり。



北「あっ、あぁーっ」



もっ、ダメっ…だ‥壊れちまう。

意識を飛ばし数分後―

気がつけば、俺を抱きしめ眠りについている藤ヶ谷の姿がそこにはあってよ。

涙で頬を濡らし…

その顔にズキンと心が傷むゴメンごめんな藤ヶ谷。

お前を壊したのが俺なら、俺のことめちゃくちゃにしても構わないから。

大好きだよ。

その額に触れチュッと唇を落とす。





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