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(旧)短編☆中編小説集

第11章 運命の愛

・北山side

玉「ミツ遅い」

北「悪い、電車が混んじまってさ」

玉「それと遅刻と、なんの関係があるわけ」

北「ガハハッ」



確かに―



藤「みんなは?」

玉「もう、とっくにバスへ乗り込んでる」

北「そんじゃ俺らも行こうぜ藤ヶ谷」

藤「あぁ ニコッ」



今日は仕事でも何でもない



横「やっと来た」

北「横尾さん、遅れてすまね」



実は社長が―

たまには、メンバー全員で温泉にでも行って来い。

そう言ってくれてよ。



ニ「まぁミツの遅刻はいつものことだし」

千「そうそう今に始まったことじゃない」

北「言ってみれば勲章みたいなもんだわ」

横「なんの?ふざけたこと言ってないで早く席につけ」

北「うおっち怒られちまったぜ ハハッ」



こうして、みんなで集まったってわけ。



宮「タマ、こっちこっち」

玉「そんな大きな声で呼ばなくても分かってるよ」

宮「へへっ」

横「運転手さん、待たせてすみませんでしたお願いします」

千「しゅっぱーつ」

ニ「美味いもん、たくさん食おうぜ」

千「おう、俺も食べていいからな」

ニ「あ、あはっ、バカ千賀みんなの前でなに言ってるんだよ」



こいつは、言っている事がどこまで本気で冗談なのか分からないや。

ブロロロ―

たがそこで俺は、とんでもない奴と出くわす事となる

それはホテルに到着し部屋割りも決め一段落したときだった。



北「ちょっくらタマんとこへ行って来る」

藤「なら俺は」

横「一緒にそこら辺を散歩にでも行く?」

藤「おう、フッ」

北「じゃ夕食の時間に宴会場に集合ってことで」

横藤「了解!」



実は、相談したい事があるって言われてたもんだから

が、藤ヶ谷たちと別れ廊下を歩き出し暫くすると。

30代くらいの男性とすれ違い。

んっ?この匂い、どこかで嗅いだような…

しかし、この時はまだ。

そんなふうにしか思わなくて。

俺は、そのままタマたちの部屋へ向かってよ。

あれ?いないな何処へ行っちまったんだろ。

せっかく来たのに。

仕方ない部屋にでも帰って寝るとするか。

安易な発想―

どうせ横尾さん達とは宴会場で会う約束をしてるし。

そう思い…





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