テキストサイズ

(旧)短編☆中編小説集

第14章 この想い叶えて

北「なら俺は」

藤「北山!」

北「なっ、なに?」

藤「たまには、待っていろよ」

北「へっ?」

藤「そんなに俺と入るのが嫌?」

北「べっ、別にんなんじゃ」

藤「ならいいじゃん」



ドキッ!

よっ、よかねぇわ裸の付き合いが出来る奴とできない奴がいるんだ。

なーんて言える訳もなく。



藤「ほら、もっと向こうへ行け」



こいつは強引に俺を前の方へ押しやると背中から浴槽へ入って来ちまい。

ギュッ!



北「ちょ、ええっ!?」

藤「これでよし」



よくねぇーっ、クッ!



北「なっ、何もそこまで、ひっつかなくとも」

藤「んっ?」

北「つうか」



当たってるし、うわっ硬くなって来た。

おまえ俺に盛ってるの気のせいだよな?

んだが…

うなじに掛かる息も、どんどん荒くなっているような気がするし。

ゾクッと。

反応した途端に前にあったこいつの手が。

クリッ―



北「んんっ、ビクン」

藤「クリクリッ」

北「つっ、はっ」

藤「クスクスッ」



こっ、こら人のチクビ勝手に弄ってるんじゃねぇや。



北「ちょやめろ藤ヶ谷なにしてんで」

藤「何もしていないけど」

北「‥‥っ」



この嘘つき野郎、クッ!

まるで、楽しんでいるかのような藤ヶ谷の態度に。

俺はどうしていいのか分からず。



藤「そろそろあがる?」

北「あ、あぁ」



ザバーン!

立ち上がった瞬間こいつのナニが、尻の溝をなぞっていき。



北「ビクン」

藤「どうした北山のぼせちまうぞ」

北「さっ、先に出てくれ」

藤「クスクスッ」



また笑ってやがる、さてはわざとだな。

でもなんで?

聞けないまま数日が経つ。

もちろん浴室でのやり取りは続いて行き。





ストーリーメニュー

TOPTOPへ