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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第14章 梶ケ谷秀吉の事情①

「ちょっと休みたいから放っておいて」

形だけの社長室の奥に
僕だけしか入ることが許されない部屋がある。

僕は出社すると決まってこの部屋に引きこもる。

鍵を二重に掛ける。

身体中を委ねるように
リクライニングチェアーに
腰を降ろす。

パソコンからベッドに至るまで
生活用品は全て常備されている。

この城を社長室にという条件で
僕は社長に就任した。

僕は名ばかりの社長。

仕事には興味がないし携わりもしない。

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