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使命

第1章 衝撃



らいるの入った部屋だけ確認してね、
俺らは会議を行った

「なんか凄いとこきちゃいましたね」

「あぁ…」

「でもやるしかないよなぁ」

珍しく翔ちゃんだけが乗り気だったんだ

みんな諦めかけていたんだよ
俺らには無理って。

いつも真面目な松潤でさえ落胆していたのに


でも社長がやれって行った以上
やらなければならないんだ

それが俺らの【使命】だから




結局その話は[とりあえず頑張ろう。これからの嵐のためにも]で終わった




何時間が経った頃だろう
らいるがリビングに戻ってきて
そのままソファに寝転がった

いつもこんななんだろうな
1人ってつまんないもん。


そこでね俺はらいると喋ろうって思ったの

ソファの前でしゃがんで話しかけたんだ

「らいるのことたくさん教えて?」

「嫌だ。」

カッチーンってきたよ
流石の俺でも
だけどこれからきっと長い月日を共にする
仲良くならなければならない

「んー。じゃあ俺の質問に答えて?」

「いーよ」

「いつも1人で何やってるの?」

「ゲームして絵描いて寝てる」

毎日が夏休みみたいな感じかな
一瞬その生活に憧れを抱いてしまった

「そーいえばいつから1人で暮らしてるの?」

きっとこれが俺が1番聞きたかったこと
だったのかもしれないな

「4歳の時パパとママ死んだ」

…ってことは4歳から

「お手伝いさんとかいないの?」

「いないけど、お掃除のおじさんは1週間に1回来てくれる」





それから何個質問したのかわからない
お金を知っているのか
普段のご飯はどうしているのか
外に出るのか



覚えてるだけでもこんだけある


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