この関係、ありですか?
第2章 突然の誘い
彼女の名前は、羽月(はづき)。
今19歳で、大学2年生。
羽月の18歳の誕生日に告白して、それから付き合っている。
「お疲れ様。 今日はどうだった?」
「裕翔がカメラマンだったから、安心して出来た。 だから、結構良いのが撮れた…と思う」
「そっか。 俺も良かったと思うよ」
「ほんと!?」
…こうやって褒めると、子供みたいに喜ぶ。 これは、小さい頃から変わっていない。
そんな彼女を見て、俺はお茶を飲んだ。
「…ねえ、裕翔」
「んー?」
「最近さ、してないよね…」
「何を?」
この時、もう一口お茶を口に入れたのが間違いだった。
「その…セックス?」
彼女の悪びれなく言ったその言葉に、吹き出す所だった。
「ちょっ…! お前は突然何を言い出すんだよ」
「だって、寂しかったんだもん。 裕翔が最近構ってくれなくてさ」
…こいつ、こういう時だけ甘えて…。
「ったく、お前はいつからそんなにエロくなったんだよ…」
「うるさい」
そう言いながら、俺に抱きついた。
「へっ…?」
「ねえ、シよ?」
…そんな事をこの体制で言われちゃ、たまったもんじゃない。
「…シてもいいよ? 但し、ここでね」