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図書委員のエッチな当番日誌

第2章 初めての告白とキス

ええっ!!

こ…これは!

私の憧れシチュエーションの、おでこコツンじゃないですか!?

「あっ…あのっ!!」

「ん?」

「大丈夫です。熱なんかありませんっ」

「うん。そうみたいだね」

だけど、天ヶ瀬さんは額をくっつけたまま離れてくれなくて…

「あ…天ヶ瀬さん…?」

ドキドキが加速する。

「栞ちゃんって、まつげ長いんだね」

え!?まつげ!?

ビックリして、目を開けてしまうと。

視界すべてに天ヶ瀬さんがいて。

切れ長の目に見いられて、身動き出来ない。

視線も外せない…。

「栞ちゃん」

「は…い」

「一目惚れって、信じる?」

え?

「委員会で初めて会ったときから気になってたんだ」

う…うそっ!?

突然の告白に、頭が真っ白になった。

「栞ちゃんは…?」

まっすぐ見つめられて、瞬きさえ憚れるくらいの雰囲気に呑まれてしまう。

「好き…です」

囁くくらいの小さな声で、それだけを答えた。

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