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カラ松girlの小話部屋

第12章 店員カラ松さんと大学生一松の話 ①



Mマーケット…このアパートから徒歩で20分はかかる上に、醤油と塩だけで5キロ、しかもおかずは適当にというアバウトなもの…


『タクシー呼んでいい?』


『ふざけんな殺すぞ』


「まじかよ…」


生憎、車はもちろん、自転車やバイクのような便利道具はない。


でも買いにいかないという選択肢ははじめから存在すらしていない。


「……だる…」


俺は財布を持ち、重い重い腰を上げた。


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