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カラ松girlの小話部屋

第12章 店員カラ松さんと大学生一松の話 ①



レジは割りと混んでいた。

適当な列に並び、レジの順番を待つ。
退屈な時間が過ぎていく。

…すると





「お客様、こちらのレジへどうぞ!」


明るく、溌剌(ハツラツ)とした声が届く。


ふと隣のレジを見ると、先程までは無人だったそこに、一人の若い男の店員が客を誘導していた。


接客をしている最中、終始笑顔で、言葉や行動など、どれを取っても丁寧そのものだった。


(こんな店員いるんだ…)


気がつけば俺は、その人のレジに並んでいた。


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