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私の心の1番綺麗なところに

第16章 晴れのち曇りのち…




優貴と付き合っているあいだも

隆太のことを思い出す
–泣きそうになるくらい– のは
いまがあまりにも幸せなことと、


私が、付き合う、ということで
色々なことを学んだから。





隆太とメールをし、会っていたとき
私は隆太とセックスをしたなら
付き合うべきだと義務感ばかりだった。



隆太の気持ちを、考えていなかった…




だから、一方的に
付き合うことばかり押し付けて、
隆太に言葉を濁され
その態度にイライラして…
苛立ちをぶつけ、
隆太は謝り、
私はさらに怒って…




負の循環だった。




そんなことばかりじゃ
隆太も愛想尽かすよね…





私のことなんて
置いていっちゃうよね。






ワガママだったと思う。

コドモだったと思う。



隆太の中の私は
ワガママでコドモなところしか
ないのかな。




そう思われていたく、ないよ…






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