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溺れて愛して伝えたい

第2章 溢れ出る

上体を起こして、悠馬の頭を退け、少しでも和らげようと思うが、身体に力が入らず、起きることすらできない。


「余裕が無くなるくらいに感じさせるって言ったろ?」


「だめ、いつも、以上に、か、んじ、て……そ、の……怖いの……、私が私じゃなくなるとかそんなレベルじゃ………っ」


「そこまで感じてくれてるなら本望。折角の最後だ、もっと壊してやる」


そう言うと、花びらをめくるように、クパァっと開かれるアソコ。

半熟卵を箸で割って中身がトロリと出るように、中に溜まっていた汁が溢れ出し、外気に触れる。

冷んやりとしたその空気に、また感じるのも事実。
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