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好きになったらダメだよ

第7章 一緒に作ったらいいじゃん?



そう、私が伊都の家に行くことはあっても、伊都が私の家に来たことは今までない。


保と付き合っていたときは、保がいながら他の男を家にあげるのに抵抗があったけど、別れてしまった今は拒む理由は特にない。


他の教師や生徒に見つからないかって危険性ははらんでいるけど、それは私が伊都の家に訪れる場合でも同じだ。


「それで、メイド服で1日俺の世話して。」


「はあ!?」


無理!!そんなの絶対無理!!恥ずかしくて耐えられない!!


「だってこの間、俺も黒服見せたじゃん。橘先生が余計なこというから、おかえりなさいませまで言わされたし。」


「く、黒服は私が望んで着てもらったわけじゃないもん!」


そう、あれは伊都のクラスの出店だったんだから。


「ふうん。そんなふうに言うんだ。いいよ、愛莉がオッケーしなかったら、俺、また赤点とるから。適当に答え書くよ?」


うっ……それは困る。諏訪主任にも心配される……。


「じゃあ85点!!これ以上は負けれない!!絶対!!」


「えー?ケチだな。」


ケチだなんて言いながらも、伊都はフフっと楽しそうに笑みをもらした。


「まあいいよ。85点ね。結果、楽しみにしていて。」


最近の彼の成長ぶりを見ると、85点ぐらいとるのではないかとすら思うのだが、期末は中間よりも問題を難しくするつもりだし、大丈夫だろう。

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