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好きになったらダメだよ

第2章 そのためのセフレでしょ?



仕事を定時で片付けて、周りへ「お先です」と一礼して、学校をあとにした。


さっき保から連絡がきていた。



もう仕事を終えて店に向かっていると言っていた。



保は大手の印刷会社で営業の仕事をしている。



知り合ったのは私の大学時代の友達が開いてくれた合コンだ。



グレーのスーツに身を包み、臙脂色のネクタイを締め、黒髪を短く切り揃えた保は爽やかなオーラを放っていた。


それから何回かデートを重ねて、付き合うことになった。

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