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好きになったらダメだよ

第2章 そのためのセフレでしょ?




「愛莉ー!」


お店の前で保が手を振っている。



今日は濃紺のスーツ。外回りから直帰してきたと言っていた。



今夜は彼と一緒に過ごせるだろうか。



もう随分と保の体温に触れていない。



彼の呼吸に自分の呼吸を重ねていない。



キス以上のことはない。




ねぇ……このままでいいの?




ねぇ……




教えて欲しいよ。







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