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完璧少女の苦悩

第2章 生徒会と、それから、私



「さすがだわ。彩りのセンスがある」


愛莉の目の付け所はともかくとして、洸太くんが褒められると私も嬉しい。まあね、と、愛莉に笑ってみせた。


このように、私は慣れない高校生活の中で唯一のんびりできるお昼の時間を満喫していたのだ。

しかし次の瞬間、私のお昼休み……ううん。私の学校生活が終わりを告げたのだ。



『ピーンポーンパーンポーン』



お昼休みの喧騒の中に連絡用のチャイムが響く。

それが聞こえているのか、聞こえていないのか、声のボリュームを落とす人はほとんどいない。


それなのに――、


『生徒会からのお知らせです』


その声が静かに落ちると、騒ぐ声がぴたりとやんだ。

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