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完璧少女の苦悩

第1章 そんな私


 
足元を見ると、紺色のスカートに、30デニールのタイツ。

目線を上げて行くと、白い生地に紺色の衿みたいなのとネクタイがあったかい風に揺れていた。


「そろそろ受け付け行こう。2人ともきっと待ってる」


愛利に手を引かれる。

愛利のことは嫌いじゃない。逆に、好きだと思う。

でもたまにノリが合わなくてウザいなとか思ったり、考え方が違過ぎてウザいなって思う時も、ある。


……でもこうやって、流されるのもいいかなって。

思っちゃうんだ。

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