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ぜんぶ二人ではじめて

第9章 お泊まり会・1

side 七海

いつの間にか寝ちゃってた。

あれー?

ベッドにどうやってきたんだろ?

私が一番早く起きたみたい。

みんなを起こさないように、

そーっと

起きる。

彩月ちゃんが起きてないか見てみる。

!!!!!!



昌樹くん!

彩月ちゃんの隣で寝てる!

やだ!

恥ずかしい!

もー!

昌樹くん!

そんなにぴったり彩月ちゃんにくっついてぇ!

えっち!

私は、今見た出来事を忘れようと、散らかしたゴミを片付け始めた。

ガサガサ……

あ。

音、うるさいかな?

そう思った矢先、

「市川さん、おはよー。」

ヤスくんが起きてきた。

「あ。ヤスくん、おはよー。」

なんか、

照れる!!!

ドキドキしちゃうよ。

ヤスくんが片付け、手伝ってくれて、

すぐに片付いた。

着替えようと、ウォークインクローゼットにいった。

何着ようかな?

ピンクのキャミに白のレース地のカーディガン。ブルーのプリーツミニスカート。白のニーハイにした。

ヤスくんと私服でって、なんかデートみたいで、ウキウキする。

付き合いたいけど、付き合うって……?

「市川さん、もしかして、昌樹、彩月の隣で寝てるの?」

そう聞かれて、

私は真っ赤になりながら、

頷いた。

「マジかよ!」

ガバッ!

と、布団を剥いだ、ヤスくん!

そこには、

パジャマのボタン全開で、思いきりキスしてる、、、

そんなイチャイチャな二人がいた!

彩月ちゃん、おっぱい見えそ…

きゃーーー!

どーしよー?

ごめーん!

そう思って、私は、背中を向けた。

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