ぜんぶ二人ではじめて
第11章 心のキズ
ヤスくんの匂いに包まれる。
ヤスくんが寝てた布団にゴロンとする。
「市川さん?」
「あ。ごめん!」
「なんか、らしくないね。」
そう言ってクスッと笑った。
「ヤスくん……」
「どうしたの?」
「なんか私、変なの。」
「何が?」
「ヤスくんと……」
「うん?」
「もっと、……なんでもない!」
言えない。
抱き合いたいなんて。
キスしたいなんて。
「もし、俺と同じ気持ちなら……」
「えっ?」
そう言って、ヤスくんは、両手を広げた。
「来る?」
ドキドキ
ドキドキ……
抱き締めてほしい。
……
私は迷わず、ヤスくんの胸に飛び込んだ。
ギューーーッ
ヤスくん!
好きだよ。
「市川さん……」
ヤスくんのぬくもり。
ヤスくんの匂い。
大好き。
ヤスくんの背中に回した腕に力を入れる。
ヤスくんの胸にすっぽり収まる、私。
「ヤスくん……」
少し離れて、見上げると、
目があった。
ドキン!
ドキン!
……
ヤスくんの目……
ヤスくんの唇……
ヤスくん……
「ヤスくん……」
ポロッと名前を呼ぶ。
すごい緊張する。
このあと……
どうしよう……
キス……したい。
目、閉じたらキスしてくれるかな?
夏に感じた10センチの隙間を……埋めたい。
でも、やっぱり、付き合ってからキスしたい。
あぁ……どうしたらいい?
どうする、私!?
ヤスくんが寝てた布団にゴロンとする。
「市川さん?」
「あ。ごめん!」
「なんか、らしくないね。」
そう言ってクスッと笑った。
「ヤスくん……」
「どうしたの?」
「なんか私、変なの。」
「何が?」
「ヤスくんと……」
「うん?」
「もっと、……なんでもない!」
言えない。
抱き合いたいなんて。
キスしたいなんて。
「もし、俺と同じ気持ちなら……」
「えっ?」
そう言って、ヤスくんは、両手を広げた。
「来る?」
ドキドキ
ドキドキ……
抱き締めてほしい。
……
私は迷わず、ヤスくんの胸に飛び込んだ。
ギューーーッ
ヤスくん!
好きだよ。
「市川さん……」
ヤスくんのぬくもり。
ヤスくんの匂い。
大好き。
ヤスくんの背中に回した腕に力を入れる。
ヤスくんの胸にすっぽり収まる、私。
「ヤスくん……」
少し離れて、見上げると、
目があった。
ドキン!
ドキン!
……
ヤスくんの目……
ヤスくんの唇……
ヤスくん……
「ヤスくん……」
ポロッと名前を呼ぶ。
すごい緊張する。
このあと……
どうしよう……
キス……したい。
目、閉じたらキスしてくれるかな?
夏に感じた10センチの隙間を……埋めたい。
でも、やっぱり、付き合ってからキスしたい。
あぁ……どうしたらいい?
どうする、私!?