ぜんぶ二人ではじめて
第15章 発表会!.
次の休み時間から私は三階の音楽室のバルコニーで時間を潰していた。
ヤスくんもそうしろって言ってくれたから、
昼休みの今もそうしてる。
質問攻めされるのを避けたかったから。
でも、ヤスくんが一人で質問されてるかも!
やっぱ戻ろうかな?
と、思ったら、
ガラガラ……
扉を開けて、
晃くんと輝くんと悦史くんと竜一くんと彰一くんが出てきた。
みんなの告白を思いだす。
ヤスくんが気をつけてって言ってたのを思い出す……。
「市川。」
晃くんが呼ぶ。
「なぁに?」
みんな身長、私より大きいから、迫力がある。
「オレたち、お前のこと、好きでいて良い?」
「え?」
「オレたち、お前のこと、ずっと好きで、ファンクラブ作ってたんだ。」
「え?そうなの?」
「うん。それなのに輝のやつ、抜け駆けしたみたいで。ゴメンな。」
晃くんが話す。
「ファンクラブの失態として、全員の前できちんと謝るって、輝が言ってさ。」
竜一くんが付け足す。
「市川……この前は、暴走して、嫌な思いさせてごめん。」
輝くん……
頭を下げる輝くんに、
「ううん。もう、本当に良いんだよ。」
そう伝えた。
「一つお願いなんだけど……」
晃くんが言う。
「?」
「俺たち一人一人とハグ……て、ムリ?」
「えっ?ムリだよ!」
「ダメ?」
悦史くんが言う。
「だめ。」
真っ赤な顔で断る。
「そっか。仕方ない。残念。」
そう竜一くんが呟いて……
「ファンクラブの説明するね?ファンクラブと言っても、別にストーカーしたり、隠し撮りしたりとかは絶対ないよ。ただ、市川のことが好きなだけ。何かするときは心底応援する!それだけ。」
悦史くんが伝える。
「それは、私に彼氏が出来ても関係なくファンクラブを続けるの?」
素朴な疑問を伝えてみた。
「あぁ。」
「ヤスくん……と、付き合ってるの?」
竜一くんが話す。
「えっと……」
「ナナちゃん!」
「ヤスくん?」
絶妙のタイミングでヤスくんが来た!
ヤスくんもそうしろって言ってくれたから、
昼休みの今もそうしてる。
質問攻めされるのを避けたかったから。
でも、ヤスくんが一人で質問されてるかも!
やっぱ戻ろうかな?
と、思ったら、
ガラガラ……
扉を開けて、
晃くんと輝くんと悦史くんと竜一くんと彰一くんが出てきた。
みんなの告白を思いだす。
ヤスくんが気をつけてって言ってたのを思い出す……。
「市川。」
晃くんが呼ぶ。
「なぁに?」
みんな身長、私より大きいから、迫力がある。
「オレたち、お前のこと、好きでいて良い?」
「え?」
「オレたち、お前のこと、ずっと好きで、ファンクラブ作ってたんだ。」
「え?そうなの?」
「うん。それなのに輝のやつ、抜け駆けしたみたいで。ゴメンな。」
晃くんが話す。
「ファンクラブの失態として、全員の前できちんと謝るって、輝が言ってさ。」
竜一くんが付け足す。
「市川……この前は、暴走して、嫌な思いさせてごめん。」
輝くん……
頭を下げる輝くんに、
「ううん。もう、本当に良いんだよ。」
そう伝えた。
「一つお願いなんだけど……」
晃くんが言う。
「?」
「俺たち一人一人とハグ……て、ムリ?」
「えっ?ムリだよ!」
「ダメ?」
悦史くんが言う。
「だめ。」
真っ赤な顔で断る。
「そっか。仕方ない。残念。」
そう竜一くんが呟いて……
「ファンクラブの説明するね?ファンクラブと言っても、別にストーカーしたり、隠し撮りしたりとかは絶対ないよ。ただ、市川のことが好きなだけ。何かするときは心底応援する!それだけ。」
悦史くんが伝える。
「それは、私に彼氏が出来ても関係なくファンクラブを続けるの?」
素朴な疑問を伝えてみた。
「あぁ。」
「ヤスくん……と、付き合ってるの?」
竜一くんが話す。
「えっと……」
「ナナちゃん!」
「ヤスくん?」
絶妙のタイミングでヤスくんが来た!