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ぜんぶ二人ではじめて

第17章 懺悔

「ヤスくんは??」

彩月が聞く。

「難しいなー。ってのが本音。だけど、ナナちゃんと一緒に考えていきたいから、ナナちゃんのことを待つよ。ってのがオレの気持ち。……その気持ちを保つよう、頑張るよ。」

正直に話した。

オレがナナちゃんを見つめて言うと、

「ヤスくん、ありがとう。私、ヤスくんと一緒にいろいろしていきたいの。待たせるかもしれないけど、良い?」

なんてナナちゃんが聞く。

「あぁ。頑張って待つよ。」

「でも、どうしても先に進みたい時は、また聞いて?」

「あぁ。分かった。」

ナナちゃんと結ばれる日、来るのかなー?

でも、救済措置もあることだし、じっくり距離を縮めて、良い雰囲気作ろう!

男はさ、やっぱ、…好きな子に触れたいし…

あー…焦るのは良くない!

そう言い聞かせることにする。

我慢の日々が……始まった。

そう思った。

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