ぜんぶ二人ではじめて
第25章 誕生
ドクンドクン……
私の心臓が高鳴る。
赤ちゃんの頭が出た!
「はい!頭出たよ。あとは力入れないで。ハッハッハッの呼吸ね。」
助産師さんがお母さんに伝える。
お母さんが言われた通りの呼吸をする。
スルスル……と、赤ちゃんが回転しながら生まれた!
「フンギャーー!アンギャー!……」
「生まれたよー!おめでとう!元気な女の子よ!続いて、男の子!」
「オンギャーー!フンギャーー!……」
助産師さんが伝える。
「お母さん!おめでとう!」
涙が止まらない……
「すみれー!おめでとう!」
命ってすごい!
大人の女性って、なんてすごいことができるの!
「はぁ……ありがとうございます!」
まだ、へその緒がついたままの赤ちゃんをお母さんのお腹にのせた。
「二人とも色白ね。」
「二人とも七海そっくりだ!」
「ほんと!良く似てる!」
「そう?」
「うん!」
「お母さん……ありがとう。赤ちゃん、可愛いね。」
「ありがとう。」
「名前は、美しい空で美空(みく)、陸を翔けるで陸翔(りくと)にしようと思うんだ。どうかな?」
お父さんが言った。
「可愛い名前!」
「素敵!」
私とお母さんが反応する。
助産師さんが待ってたみんなに声をかける。
産湯に入って、キレイにしてもらって、私たちは代わる代わる抱っこした。
「泰宏くんも、抱っこしてやって?」
お父さんが言う。
「良いんですか?」
「もちろん!」
お母さんとお父さんが一緒に言った。
そぉ……と、抱っこした。
「うわ……思ってたより重い……。」
ヤスくんが言う。
「命だからね。」
お父さんが言う。
ふと顔をあげたヤスくんの瞳が涙でいっぱいになってた。
それを見て私も涙が溢れた。
私の心臓が高鳴る。
赤ちゃんの頭が出た!
「はい!頭出たよ。あとは力入れないで。ハッハッハッの呼吸ね。」
助産師さんがお母さんに伝える。
お母さんが言われた通りの呼吸をする。
スルスル……と、赤ちゃんが回転しながら生まれた!
「フンギャーー!アンギャー!……」
「生まれたよー!おめでとう!元気な女の子よ!続いて、男の子!」
「オンギャーー!フンギャーー!……」
助産師さんが伝える。
「お母さん!おめでとう!」
涙が止まらない……
「すみれー!おめでとう!」
命ってすごい!
大人の女性って、なんてすごいことができるの!
「はぁ……ありがとうございます!」
まだ、へその緒がついたままの赤ちゃんをお母さんのお腹にのせた。
「二人とも色白ね。」
「二人とも七海そっくりだ!」
「ほんと!良く似てる!」
「そう?」
「うん!」
「お母さん……ありがとう。赤ちゃん、可愛いね。」
「ありがとう。」
「名前は、美しい空で美空(みく)、陸を翔けるで陸翔(りくと)にしようと思うんだ。どうかな?」
お父さんが言った。
「可愛い名前!」
「素敵!」
私とお母さんが反応する。
助産師さんが待ってたみんなに声をかける。
産湯に入って、キレイにしてもらって、私たちは代わる代わる抱っこした。
「泰宏くんも、抱っこしてやって?」
お父さんが言う。
「良いんですか?」
「もちろん!」
お母さんとお父さんが一緒に言った。
そぉ……と、抱っこした。
「うわ……思ってたより重い……。」
ヤスくんが言う。
「命だからね。」
お父さんが言う。
ふと顔をあげたヤスくんの瞳が涙でいっぱいになってた。
それを見て私も涙が溢れた。