ぜんぶ二人ではじめて
第27章 受け入れ準備
バラードからアップテンポまで、4曲。
吹き終わって、
「どうだった?ナナちゃん?」
「すごい!気持ち良かった!」
「俺も!」
「なんで!?私、うまくないのに、すごく上手になった気分!ありがとう、ヤスくん!」
「絶対うまくいくと思った!」
そう言ってニカッて笑うと、ナナちゃんが、
フルートを置いて、
俺に抱きついた。
「おっと!」
少し勢いが良すぎてバランスを崩しそうになった。
「ヤスくん!大好き!」
強めに抱き締められた。
「ナナちゃん。」
ナナちゃんの笑顔がキレイで……見とれてしまった。
ドキドキドキドキ……
鼓動が駆け足になる。
「ヤスくん?」
「ナナちゃん……俺も、ナナちゃんのこと、大好きだよ。」
クールを装って、優しい声で言う。
急にナナちゃんが真っ赤な顔になって、俺の胸にすっぽり収まってしまった。
「ナナちゃん?」
「恥ずかしいからこのままでいさせて?」
「何が?」
「ヤスくん、カッコいいんだもん。ちょっと見つめ合うの恥ずかしい……」
小さな声で、俺の胸の中で言う。
「ナナちゃんは、俺の心臓の音、聴こえない?」
「んー?」
そう言って、胸に耳を当てる。
「ドキドキドキドキ……て言ってる。私と同じだ!」
「ほんと?」
「うん。」
「抱き合ったり、キスしたり……まだ全然慣れないけどさ、俺、すげー幸せだよ。」
「ヤスくん。ヤスくん!私も!私も幸せだよ!いっぱいワガママ言うし、いっぱい甘えるし、いっぱい困らせるだろうけど、それでも私はヤスくんとたくさんドキドキしたい!」
クラッ……とくるほどの可愛さ。
反則だろ……
なんでか瞳がうるうるしてる……。
今日はしないで帰ろうと思ってたんだけどな。
寂しさが増すだろうと思って……。
吹き終わって、
「どうだった?ナナちゃん?」
「すごい!気持ち良かった!」
「俺も!」
「なんで!?私、うまくないのに、すごく上手になった気分!ありがとう、ヤスくん!」
「絶対うまくいくと思った!」
そう言ってニカッて笑うと、ナナちゃんが、
フルートを置いて、
俺に抱きついた。
「おっと!」
少し勢いが良すぎてバランスを崩しそうになった。
「ヤスくん!大好き!」
強めに抱き締められた。
「ナナちゃん。」
ナナちゃんの笑顔がキレイで……見とれてしまった。
ドキドキドキドキ……
鼓動が駆け足になる。
「ヤスくん?」
「ナナちゃん……俺も、ナナちゃんのこと、大好きだよ。」
クールを装って、優しい声で言う。
急にナナちゃんが真っ赤な顔になって、俺の胸にすっぽり収まってしまった。
「ナナちゃん?」
「恥ずかしいからこのままでいさせて?」
「何が?」
「ヤスくん、カッコいいんだもん。ちょっと見つめ合うの恥ずかしい……」
小さな声で、俺の胸の中で言う。
「ナナちゃんは、俺の心臓の音、聴こえない?」
「んー?」
そう言って、胸に耳を当てる。
「ドキドキドキドキ……て言ってる。私と同じだ!」
「ほんと?」
「うん。」
「抱き合ったり、キスしたり……まだ全然慣れないけどさ、俺、すげー幸せだよ。」
「ヤスくん。ヤスくん!私も!私も幸せだよ!いっぱいワガママ言うし、いっぱい甘えるし、いっぱい困らせるだろうけど、それでも私はヤスくんとたくさんドキドキしたい!」
クラッ……とくるほどの可愛さ。
反則だろ……
なんでか瞳がうるうるしてる……。
今日はしないで帰ろうと思ってたんだけどな。
寂しさが増すだろうと思って……。