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ぜんぶ二人ではじめて

第27章 受け入れ準備

side 泰宏

ナナちゃんに誘われて、ゴムを取りにナナちゃんの部屋へ向かった。

マジか!

ナナちゃんから誘うなんて!

抱いて……だって!

やべーーー。すっげー可愛かった!

真っ赤な顔して、涙溜めて、見つめるんだもんな。

反則だって。

その気になるのなんて簡単なんだし。男は特にな。

ナナちゃんの部屋からリビングに戻ると、ナナちゃんが膝掛けを頭から被って、顔だけ出して、全身が隠れるように……とは言っても、足は素足が見えているのだが、とにかくセクシーな雰囲気でソファーに座ってた。

俺がナナちゃんの可愛さに反応できずにいると、ナナちゃんが、無言でまた誘う……

今度は膝掛けを胸元まで下げた。

素肌!!

まさか!何も着けてないのか?

「しよ?」

ナナちゃんが、照れながらはにかんだ笑顔で、もう一度誘った。

セクシーすぎてクラクラするよ。

俺は歯止めきかなくなって、ナナちゃんの誘いにのった。

そーっとナナちゃんの頭を撫で、全体重を片腕で引き受けて、そのままソファーに押し倒した。

今日のナナちゃんをしっかり覚えておこう……。

愛してる……

とても愛しいよ。

ナナちゃん……

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