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ぜんぶ二人ではじめて

第32章 吐息

side 泰宏

深いキスをする……

ナナちゃんの吐息が漏れる。

絡める舌が震える……

「んっ……はぁ……んっ!」

久しぶりだからかな?

すげぇ緊張する。

外から帰ったとき、暑かったからセーターは脱いだ。

今、ナナちゃんはブラウスのみ。

深いキスをしながら、俺は片手でブラウスのボタンを一つ一つ外した。

ブラウスを開いて、背中に手を回して、ブラのホックを外す。

ブラの上からそっと触れる。

「あっ……」

唇を放して、見つめる。

ナナちゃんが真っ赤になる。

可愛い。

「ナナちゃん、可愛いよ。」

囁くように伝える。

また、深いキスをする。

右手で左胸をやんわり揉んだ。

「あん!」

ナナちゃんが声を抑える。

ブラの上からでも感触は伝わるらしい。

ナナちゃんの頭の下に左腕を入れて、ナナちゃんとの距離をより近づけた。

右手はフリー……

ナナちゃんの左上半身を撫でる。

左頬、左肩、左胸……

「んっ!あっ!」

ナナちゃんが感じてる。

ブラを捲って、久しぶりにお目見えしたナナちゃんのおっぱいを揉む。

「ふっ!あっんっ……」

唇を解放して、左腕はそのまま腕枕しておいて、ただ見つめる。

可愛くて放したくない、大切な彼女を、見つめる。

「おっぱい、気持ちいい?」

ナナちゃんに聞く。

やんわり揉む。

「んっ!あっん!(コクン)」

頷くナナちゃんが可愛い。

スカートを捲る。

「あっ!」

太ももから内股を触る。

「あぁ……」

小さく喘ぐ。

「声、我慢してる?」

「(コクン)」

「どうして?」

「隣の部屋の人とかに聞かれたら……恥ずかしいもん。」

「大丈夫だよ。このホテル、防音になってるんだよ。」

「そうなの?」

「うん。だから、思いっきり声、出して良いよ。」

そう言ったら、真っ赤になった。



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