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side 親衛隊

市川家から帰り、輝の部屋にて。

悦史「市川が百華の記憶を無くしてるなんてな。」

竜一「あぁ。俺たちは今まで通りで良いだろ？」

輝「あー…でもさ。知った以上、知らん顔ってのも何か違う気が…」

晃「いや…知ったからこそ、知らん顔して、いつか市川が思い出した時に全て受け入れてあげようよ。」

彰一「それが一番だな。」

竜一「あぁ。輝、もし、市川が思い出してないのに、無理に思い出させて、またショックで寝込んだらどうするよ？」

輝「そっか。それは嫌だな。可哀想だしな。」

彰一「そうそう。時に任せるしかないだろ。…あ。悪りぃ。電話…」

席を外す、彰一。

悦史「俺、彰一のことで思うところがあるんだけど…」

輝「なんとなく分かる。彼女、いるよな？ってとこだろ？」

晃「あー、それは俺も思う…。しかも1人じゃなくね？」

竜一「良いだろ、それは、別に。彰一の好きで。彰一から話してくれるんじゃね？親衛隊は辞めないわけだし。市川のことは好きだろうからさ。放っておこうぜ？」

悦史「それもそうだな。」

晃「別に俺たちに害があるわけでもないしな。」

輝「だけど、正直羨ましい…。彼女1人じゃないなら俺にくれよ。」

竜一「輝はもう少し野獣的要素を控えめにしないと彼女なんてできないよ。」

輝「だってヤりてーんだもん。バーチャル市川じゃ物足りない。生の女子とイチャこきたい！」

彰一「悪い。輝、なんの話？」

輝「バーチャル市川じゃなくて、生身の女子とイチャこきたいって話！彰一、だれか紹介してくれよ！」

彰一「輝は市川が良いんだろ？」

輝「そうだけど、望み薄いからさー…。」

彰一「そういや聞いておこうと思ってたんだけど、市川ではなく、他の人と付き合うのは親衛隊としてOK？それともNG？」

悦史「別に良いんじゃない？」

竜一「あぁ。俺も別に良いと思う。ただ、付き合う彼女には市川の親衛隊だって言った方が良いとは思うけど。」

晃「そうだな。俺も竜の意見に賛成。」

彰一「了解ー！」

輝「彰一、彼女できたの？」

彰一「いや。まだ付き合ってない。」

輝「なんだ。そうなんだ。」

彰一「一度寝ただけ。」

四人「え〝？？？！！！」

男たちの話は盛り上がっていった…