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ぜんぶ二人ではじめて

第47章 完全看護

side 竜一

七海と旅に出る。電車の旅だ。

揺られながら微笑む2人。

子どものころの俺たち。

手を繋いで歩く。

大きくなった俺たち。

手を繋いだり、腕を組んだりして、幸せそうに微笑み合う。

大人になった俺たちが白い衣装に身を包む。

ウエディングドレスを着ている七海。

キレイだよって言ったら、竜くんもカッコいいよって返す七海。

いろんな人たちが待つところへ向かう。

出会った全ての人たち。

俺たちを支えてくれた人たち。

七海と俺の上に四つの光がある。

その四つの光が、俺たち2人の腹に吸い込まれるように入る。

あれは…

百華!

七海が忘れてる七海の双子の姉の百華。

百華が俺たちに、おめでとう!

そう言った。

俺に、

あの時会っておいて良かった。まさか死んじゃうなんて思ってなかったし。ねぇ?七海はこれから私のことを思い出すわ。思い出したらパニックになる。でも、私は七海を恨んだり憎んだりしてないって教えてあげて?大丈夫。貴方なら七海を護れるわ。七海をよろしくね。私は2人を一生見護るから。

明るい世界に入っていく。

まばゆい光が包み込む。

そこで目が覚めた。

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