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side 七海

竜くん…竜くん…

夢の中で竜くんを探す。

電車の旅に2人で出た。2人で寄り添って電車に揺られる。

子どもの2人…

手を繋いで微笑む2人。

スタート地点？

大きくなった2人…

手を繋いだり、腕を組んだりしてる2人。

通過地点？

大人になった2人…

白いドレスの私と白いスーツの竜くん。カッコいい竜くん！

2人で見つめ合って、未来を誓い合ってる。

狭い空間からひらけた空間に移動すると、いろんな人たちが私たちの門出を祝う。

父さん、母さん、陸翔、美空…

じぃじ、ばぁば、じいちゃん、ばあちゃん…

竜くんのご家族…

彩月ちゃん、昌樹くん、

美月ちゃん、ヤスくん、

先輩たち…

塩野先生…

私の上に四つの光の玉がある。それが私と竜くんのお腹に入っていった。

私にそっくりな人が微笑む。

私も竜くんとその人を見て微笑む。

その人がおめでとうと、言った。

竜くんとその人が話してる。

七海、大好き！ありがとう！

そう言ってその人が微笑む。

明るい光の中に吸い込まれていく。

光の玉になって、その人が私と竜くんの体を包み込んだ！

そこで目が覚めた。