テキストサイズ

ぜんぶ二人ではじめて

第7章 揺れる想い

「……あぁ。」

オレは、それしか答えられなかった。

「やだ、昌樹くん。ヤスくん、困ってるよ。恥ずかしい。」

耳まで真っ赤にして、下を向いた彼女にオレは完全にオチタ……。

オレ、市川七海が好きだ。

少し前に、このドキドキの正体を一緒に考えていこう、なんて話した。

抱き締めた時から、俺のドキドキの正体は……気がついていたのではないだろうか?

これを『恋』と呼ばずなんという?

俺は君にだけ、ときめくよ。

君の視線の行方が気になる。

君の心が気になる。

君のことが気になる。

……告白……どういうタイミングが良いんだ?

もう少し、温めてからの方が……良いかな?

何にしろ、俺の気持ちは揺るがない。

君のことが好きだ!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ