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ぜんぶ二人ではじめて

第8章 告白フェスティバル.

「私のことより、昌樹くんと付き合うようになったのって、いつから?いろいろ聴かせてよ!」

私は興味津々で彩月ちゃんに聞いた。

「付き合うようになったのは、ほんとに最近だよ。まだ1ヶ月も経ってないの。小学校の時は特に意識してなかったんだけどね。中学卒業する前あたりから、何となく気になってはいたんだ。」

「どっちから告白したの?」

「昌樹からだよ。」

「いいなー!やっぱり言うより言われたいよねー!何て言われたの?」

「んー?何かね、ぶっきらぼうに、オレ、彩月のこと好きみたいなんだ。って。オレと付き合わない?って。」

「やぁん!良いなぁ!良いなぁ!ドキドキしちゃう!それで、彩月ちゃんも昌樹くんと付き合おうって思ったの?」

「私も気になってたんだ。でも、好きかどうかは確信持てなくて、それでも良い?って聞いたの。そしたら、良いよって。」

「で?今は?」

「好きだよ。」

「キャーーー!すごーい!羨ましい!」

私がはしゃいでいると、

「ヤスくんがいるじゃない!告白、しちゃいなよ!」

と、彩月ちゃん。

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