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ぜんぶ二人ではじめて

第8章 告白フェスティバル.

「いやぁ……ヤスくんともっと一緒にいたいけど、恥ずかしくて……なかなか話せないんだもん。」

弱気な発言しか出ない。

「そっかぁ。じゃ、たくさん話すしかないね!」

「う、うん。」

「私、七海ちゃんと一緒にいることが多いじゃない?だから、感じるんだけど、視線、よく送ってるよ。」

「ヤスくんが?本当?」

「うん!どんなのが特別扱いだと感じるの?」

「そうだなー。名前呼びかな!まずは。」

「そっか。そういや、こっちの地域の人たちは呼びあわないんだね。」

「そーだねー。」

「それはさておき!七海ちゃん、めちゃくちゃ可愛いからね?顔はもちろん、背も小さくて守ってやりたいって思う男子は多いと思うよ!それに、おっぱいも大きいしね!」

「おっぱい関係ないじゃん!」

「あるある!ヤスくんは結構、七海ちゃんの胸、見てるよ?他の男子も!」

「やだぁ!」

「良いじゃん!減るもんじゃないし。」

「彩月ちゃん、男の子みたいなこと言ってる気がするよ。」

「あははは……」

「あははは……」

そんな会話を交わして、私たちは眠りについた。

明日から夏休み……

花火、見に行くんだよね。

彩月ちゃん、昌樹くん、ヤスくんと。

今からとても楽しみにしてる。

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