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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡

第14章 ちーちゃんの夏休み♡partⅥ♡






─やがて…


「はぁ…ちーちゃん…」


溺れる熱に溶けあうカラダがソファーの上に縺れるように倒れ込んだ。

そして、キツく抱かれたまま名前を呼ばれて、何度も口づけられて…

どこか泣きそうな…

ガラス細工のような壊れそうな瞳に見つれられたまま囁かれる愛の言葉は…


「………好きだよ」


強い力で胸を抉って、同時に切ないくらいに張り裂けそうな想いでそこをいっぱいにする。


「…ふっ、ンあぁ───…」


─聖くん…


…それから複雑に混ざり合う想いに、求め求められ深く重なり交わった互いの熱が

導きあって共に爆ぜる瞬間(トキ)がくる。


「…あぁ、ちーちゃん──」


…その瞬間、

アタシの意識も白く弾け

彼という名の深い海の底へと沈んでいくのだった。









…──






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