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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第7章 智也との壁~高校三年生~

「で、私になんか用でもあるの?」

中学高校が一緒だからといって
同じクラスになったことは一度もなく
名前と顔が一致する程度の同級生。

当然ながら共通の話もない。

「送るよ」
「だから待ち伏せしてたの?」
「自惚れるな。友達んちの帰りだ。
それと、これ売ってくれたお礼」

助手席に置いてあるタバコを掲げた。

「いいよそれくらい。みんなやってる」

イケメン高校生限定らしいけど。

「いいから乗れよ。送るから」
「じゃ、お言葉に甘えて」

助手席に乗った。

父親以外が運転する車に
乗ることは初めてだった。

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