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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第10章 智也の事情~高校三年生~

篠田が振り向いた直後
まず頬に一発。

トランクにもたれ掛かるように倒れた。

「立てよ」

起き上がる瞬間に腹部に蹴り。

「うぅッ!」

美智瑠と呼ばれていた女が
助手席から身を乗り出し何やら叫ぶ。

うずくまる篠田の胸ぐらを掴むと
頬にもう一発。

そこからは殴る蹴るをひたすら繰り返す。

この男が理佳を裏切り
悲しい想いをさせた故に
俺はこうして制裁を与えている。

……最初はそのつもりだった。

だが違うんだ。

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