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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第11章 職場の嫌味な女とそのカレシ

男性社員らが途切れると
斉藤が私に歩み寄ってきた。

「調子に乗ってんなよ」

私がちやほやされたことが
気に入らないらしい。

私よりも性悪な女がここに居た。

だから加原は斉藤の目を気にして
男性社員を交わしていたのか。

「いらっしゃいませぇ」

斉藤は満面の笑みで接客をする。

美人を鼻に掛けるまでは良しとする。

私もそうだから。

ただこれ以上私を卑下することは許さない。

高校の卒業式で私に好き放題わめいていた
馬鹿な女の集団を思い出す。

これからは私に害を与えた人間は
徹底的に叩きのめす。

私は変わるんだ。

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