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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第2章 智也と出逢う~高校一年生~

智也と私が手を繋いでいる。

歩くペースも私に合わせているかのように
ゆっくりとした速度だった。

もしかして智也は最初から
私と手を繋ぐ予定だった?

競歩のような歩きは人目を避けるため?

怒っていた表情は照れ隠し?

ばっかみたい。

意味がない。

誰もこの光景を見ていないというのに。

『昨日智也と手を繋ぎました』とでも
報告しなきゃいけないのか。

でも……

手を繋がれた瞬間にキュンとした。

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