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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第14章 智也の事情~専門学校②~

「何の本買うの?」
「エロ本。楢橋がやらせてくれないから
自分で処理する」
「もうッ!私は心が通い合わないとしないの!」
「処女の発想だな」

目的の本屋に向かう道程で
冗談交じりに下ネタをかます。

そんな話を口に出来るまで
気心が知れた仲だといえよう。

やはり俺も楢橋に甘えている。

「智也くん……待って……」

楢橋が急に足を止めた。

「ん?処女じゃないとか?」

今まで笑っていた楢橋の表情は強張っていた。

「そういうことじゃなくて……
別の本屋にしようよ」

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