テキストサイズ

理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第16章 智也の事情~専門学校③~

「智也くん……」
「だから……友達はもうやめたい」

静香の表情が和らぐ。

「ぅん。智也くんに好きになってもらえるように
頑張るよ」

静香はここでも遠慮がちな姿を見せ
俺の背中に両手を回しながら
胸に顔を埋めた。

そんな静香の頭をやんわりと撫でる。

「頑張らなくていい。そのままの静香で」
「でも……このままの私じゃダメな気がする。
幼稚だし椎名さんみたいな女性にはなれな……」

理佳のことを口にした唇を塞いだ。

「今のままの静香でいて」

素直で可愛らしい静香を好きになる。

そんな静香に助けられたのだから。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ