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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第2章 智也と出逢う~高校一年生~

完全に陽は落ちた。

境内の灯りが私と智也を照らす。

トイレに行きたい。

もうトイレのことしか考えられない。

「……クス」
「ちゃんと言えよ」

私の独り言のようなか細い声に
反応した智也は久し振りに口を開いた。

「……ックス」
「もう少しだ。頑張れ」

なによそれ。

あぁぁッ!!!トイレ!!!

「セックスだよ!セックス!!!」

思いの外大声になってしまった。

トイレに行きたいんだってば!!!

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