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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第19章 始動開始

「未成年はちょっとねぇ。雇えないわけじゃ
ないけど結構うるさいんだよ」
「うちは客のボトル空けてなんぼだからねぇ」
「二十歳になったらおいで。お嬢ちゃん」

キャバクラを何店舗か回ったが
19歳という年齢のせいで
無惨にも断られる。

それもそのはずだった。

数日前この繁華街で一斉検挙が行われたと
先程面接すら断ったキャバクラの店主が
口にしていた。

タイミングが悪すぎる。

キャバクラがダメなら酒を提供する店は
どこも未成年の私を雇ってはくれないだろう。

「あれ?理佳ちゃん?」
「あ……」

私に声を掛けた男は作業着を身に纏った
阿川先輩だった。

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