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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第19章 始動開始

「こんなとこ一人でウロチョロしてたら
危ないぞ」

高校時代の私の浮気相手。

一度きりだったし阿川先輩本人も
知らないだろう。

「先輩こそこんな所で何やってるんですか?」
「何って。飲みに来たに決まってんだろ」

阿川先輩は先程私が門前払いを喰らった
キャバクラを指差す。

「その店で働きたかったけど断られました」
「えぇ?理佳ちゃんキャバ嬢になりたいの?」
「まぁ……そんなとこです」

お金が欲しいだけ。

生活の為とは言えない。

なんだろ……このどうでもいいプライドは。

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