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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第1章 プロローグ

「これからカレシの所に行くのよね?
もう少しマシな格好したら?」
「でも理佳さんて何でも着こなしますよね」

量販店で購入したトータル五千円にも満たない
コーディネートをしていた。

服役しているカレシに会うのだから
これくらいが調子いい。

そしてこの友達二人には
カレシの事情を話していた。

「私って美人だしスタイルいいから何でも
着こなしちゃうのよ」

冗談ではなく本気でそう思っている。

「中身は最悪だけどね」
「理佳さん極悪だもん。敵に回したくないわ」

それも自覚している。

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